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2015.12.20

ブログ

魚健ブログ  若旦那劇場 第11話

さてさて 若旦那の前に突如として現れた「山口県」。そのまだ見ぬ恋人に会うため、
本州最南端から最西端の地へはるばるやって来た若旦那の目に映った「恋人」と、自ら思い描いた
イメージとのギャップの大きさに戸惑い、そしてまた、初めて踏んだ「山口県豊北町」の大地の何とも言えない
癒しの波動に本来すべき仕事を忘れてしまうのも無理はなかったのかもしれません。
とは言え、ホテルの夕食にフランス料理ではなく、地魚料理でも食べておけば良かったと後悔する日々を
送る若旦那でありました。
さて、肝心の魚の仕入れの方は全国的に見ても年々漁獲量の減少は避けられず、それは和歌山も例外ではなく、
ましてや魚種の少ない前浜だけでは思い通りの魚を手に入れるのは困難を極めていました。
そして干物の定番である「鯵」の仕入れは毎年他県のものを仕入れていたのですが、年々「質と価格」の反比例が
大きくなるのを感じ、この年も納得いくものではありませんでした。
そんな時若旦那は山口県に「瀬つきあじ」なるものがあったことを思い出します。「瀬つきあじとは如何なる物か」、
「ひょっとしたらこの瀬つきあじが質と価格の不満を解消してくれるのではないか」、そんな事が頭をよぎります。
そしてこの「瀬つきあじ」が若旦那の行動力に再び火をつけてしまいます。「そうだ、山口県へ行こう」。
しかし「第1回旨い魚視察旅行」からまだ半年もたっていない中、家族旅行を装い視察に行くのはさすがに無理でした。
若旦那は考えた。そして出した答えが「単独・弾丸視察旅行」だった。それは土曜日に仕事の休める日をみつけ、
前日の業務終了後出発、そして日曜日には帰宅するという案だった。早速若旦那は調整に入った。そう、何を隠そう
若旦那は工場長だった。仕事の段取りをある程度は調整出来るのでありました。すぐさま調整に入り準備を整えると
一路山口県に車を走らせるのであります。
しかし今回も「目的達成」の保障など全くないのですがね・・・

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