
2016.01.07
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若旦那日記 嬉しかったこと
「嬉しかった事」
昨年末、某設備会社の社長から「あじフライ20枚と西川くんのお勧めの干物で1万円ほど配達してくれるか」
と電話があった。私はBiGかますとさば塩麹漬け一夜干などを詰め合わせて配達した。
そして一昨日、仕事帰りに某ガソリンスタンドに寄ったところその社長とバッタリ!!
話しは先日買って頂いた干物のことに・・・ 社長曰く、
「実はあの干物、あるスナックのママさんが魚が好きで、旨い干物食べさせちゃろ~思て持っていったんよ」
「ほんで店で、さば塩麹2枚焼いてとりあえず店の女の子二人と連れ二人に一口ずつ試食させたんよ」
「ほんなら女の子二人で美味しい、美味しいて全部食べてしも~た。もう一枚焼いてママさんに出したら、ママさんも
美味しいて言うてペロッと食べてしもうた。あれはめっちゃ旨いな」
製造者として一番嬉しい瞬間です。そしてその後、社長と1時間あまり商売について語りあいました。
そして最後に「西川くんの頑張っている姿みてたら俺らも励みになるんよね」
そんな事言ってもらえる程のもんじゃないけど、「めっちゃ嬉しい、やってて良かった!!」

2016.01.04
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魚健ブログ 若旦那劇場 第12話
さてさて喜び勇んで一路山口へ向かった若旦那ですが、今回も「旨い魚」に出会える保証などありません。
ましてや魚の仕入れともなると仲買人や水産加工などの「専門職」に会うのが必要不可欠であろうかと
思うのですが、若旦那に山口県の知人など一人もなく、その「専門職」に会うことすら困難でありました。
案の定、喜び勇んで走らせた車中で「まずは何処に行こうか」と悩む若旦那でありましたが、
とりあえずは「第1回旨い魚視察旅行」で降り立った豊北町へと車を進めました。
豊北町の海沿いを走っていた若旦那ですが、道沿いに大きな船が何隻も停留しているのを見つけます。
「ひょっとして」と思い港の中へ入っていくとそこは特牛という港でした。しかしそこに魚は無く競りも終わったのか
人もまばらでした。それでもその中に仲買人風の一人の男性を見つけその男性に声をかけてみました。
その男性の年格好は自分よりも少し若そうな、ジャニーズ系のかわいい好青年でありました。
しかし「いやいや、自分も負けていない」と思いながら声をかける若旦那は、史上稀にみる「ナルシスト」でもありました。
そしてその男性に聞くところ、特牛港には瀬つきあじの水揚げは少ないがイカの水揚げはかなりの量だということでした。
お目当てのものとはいかなかったのですが、その青年と名刺の交換をすることができた事で
「第2回弾丸ツアー」をある意味満足してしまうのです。
その後若旦那は道路標識に「角島」と書いてあるのを見つけ、「島に行けば魚に出会えるかも」と思い
角島とやらへ車を走らせることにしたのです。その島へ渡るために本土から島へ架かる「角島大橋」なるものを渡って行ったのですが
そこから見る絶景に心を奪われ、まるで異国のリゾート地にでも来ているかのような錯覚に陥ったのでありました。
その絶景に癒されながら角島の奥へと車を進めて行きました。そこで若旦那は昼食をとるため島の小さな食堂に入りました。
そしてメニュー表を手に取り「例のもの」を探しました。
そう今度こそフランス料理ではなく、大好きな唐揚げ定食でもなく、地魚を使った料理を・・・。
そのメニュー表には刺身定食があり、それを食べる事にしました。その刺身定食は地魚を使っているかどうかを確認したうえで。
少しして刺身定食が運ばれてきました。見た目はごく普通のそれでしたが、一口食べたその瞬間、若旦那はショックを受けるのです。
今まで「旨い刺身を食べてきたつもり」だったのですが、これ程の鮮度の良さを感じたのは初めてでした。
それが大都会の有名な料亭ではなく、この小さな島の小さな食堂で・・・
この「地魚の刺身の旨さ」は10年以上たった今も若旦那の記憶に鮮明に残っている程に・・・

2015.12.20
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魚健ブログ 若旦那劇場 第11話
さてさて 若旦那の前に突如として現れた「山口県」。そのまだ見ぬ恋人に会うため、
本州最南端から最西端の地へはるばるやって来た若旦那の目に映った「恋人」と、自ら思い描いた
イメージとのギャップの大きさに戸惑い、そしてまた、初めて踏んだ「山口県豊北町」の大地の何とも言えない
癒しの波動に本来すべき仕事を忘れてしまうのも無理はなかったのかもしれません。
とは言え、ホテルの夕食にフランス料理ではなく、地魚料理でも食べておけば良かったと後悔する日々を
送る若旦那でありました。
さて、肝心の魚の仕入れの方は全国的に見ても年々漁獲量の減少は避けられず、それは和歌山も例外ではなく、
ましてや魚種の少ない前浜だけでは思い通りの魚を手に入れるのは困難を極めていました。
そして干物の定番である「鯵」の仕入れは毎年他県のものを仕入れていたのですが、年々「質と価格」の反比例が
大きくなるのを感じ、この年も納得いくものではありませんでした。
そんな時若旦那は山口県に「瀬つきあじ」なるものがあったことを思い出します。「瀬つきあじとは如何なる物か」、
「ひょっとしたらこの瀬つきあじが質と価格の不満を解消してくれるのではないか」、そんな事が頭をよぎります。
そしてこの「瀬つきあじ」が若旦那の行動力に再び火をつけてしまいます。「そうだ、山口県へ行こう」。
しかし「第1回旨い魚視察旅行」からまだ半年もたっていない中、家族旅行を装い視察に行くのはさすがに無理でした。
若旦那は考えた。そして出した答えが「単独・弾丸視察旅行」だった。それは土曜日に仕事の休める日をみつけ、
前日の業務終了後出発、そして日曜日には帰宅するという案だった。早速若旦那は調整に入った。そう、何を隠そう
若旦那は工場長だった。仕事の段取りをある程度は調整出来るのでありました。すぐさま調整に入り準備を整えると
一路山口県に車を走らせるのであります。
しかし今回も「目的達成」の保障など全くないのですがね・・・
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