お知らせ

2015.10.31

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魚健ブログ  若旦那劇場 第5話

さてさて何とかゴールインまで持ち込んだ若旦那、新居を建て、いや建てて貰い甘い甘い新婚生活と思いきや
自営業という事もあり、毎日の食事は山田家で全員揃ってというのがお決まりで、大の男4人に奥様方4人
そして子供たちとそれはそれは賑やかな生活でありました。
私達も3人の子供に恵まれましたが、子供を通して新しい出会いも増えました。
色々な人と出会い、語り、酒を酌み交わし少しずつ「世間知らずでボンボン」な若旦那の頭の中も雪解けしていきます。
ちょうどその頃私達はある方との出会いをきっかけに食べ物や生き方に対する考えが変わっていきます。
「より美味しく、より自然に、より優しく」という、今までのそれとはギャップが大きかったのですが
そこはバレンタインチョコ事件以来、「素早い立ち直りと思考の転換」を身につけていましたのでその道にまっしぐらに入っていきます。
行動力には自信のある若旦那、ごはんは玄米が良いと聞くや否や玄米菜食もどきにしてみたり、野菜はやっぱり無農薬とくれば
庭の芝生をむしり取り山から土を運んでは若旦那農場を作ったかと思えば、庭の菜園では物足りず近所の先輩の影響もあり
知り合いの畑をかりて春夏秋冬・四季折々の野菜を作った事も。また子供のおやつは手作りと思うと天然酵母のパンを焼いては
おやつや朝食にするこりようでした。「より美味しく、より自然に、より優しく」これが魚健の経営理念にもなっているのですがね。
もちろん物作りが仕事ですから自分たちの作る物にもこだわりを持ってと思い、
色々と提案するのですが、そこは商売なので自分の考えが100%通る訳もなく親父や兄貴と意見の対立もしばしば。
意見の通らないはがゆさを野菜やパン作りで紛らわしていたのかも知れません。
ただこの意見の食い違いが若旦那の心の中にある「独立心」にジリジリと火をつけていったのは間違いなさそうです。
そして若旦那、究極の選択をせまられる出来事がおこるのですが、それは親父が2度目の心臓発作で運ばれた病院での出来事。
若旦那31歳の冬の事です・・・

2015.10.20

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魚健ブログ  若旦那劇場 第3話

さて、第2話でもお話したように親父が入院したことで「板前」という夢を
とりあえずは心の隅にしまい込み、魚屋になることを決意するのですが、
それが高校入学してすぐというのがちょっと問題で・・・
心臓発作で倒れた親父も退院後はすっかり元気になり、バリバリ仕事が出来るようになったので
私は普通の高校生活に戻るのですが、すでに就職が決定しているようなものだったので、
3年間、たいして勉学に励む訳でもなく部活こそ一生懸命やったものの、あとは適当にといった日々の繰り返しで、
「短ランにボンタン、火のないところに煙をたてて」と生意気な高校生だったようです。その証拠に1年生の時に
3年生の怖~い先輩にトイレに呼び出され、ちょっとしたケガを負うのですから。
この3年間の生活が「世間知らずでボンボン」な男に育っていく原因の1つであったことは間違いなさそうです・・・

2015.10.13

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魚健ブログ 若旦那劇場  第2話

ここで私の子供の頃の家族構成をご紹介します。
お爺さん、親父、おかん、兄貴、私、弟、親父の姉夫婦といわゆる「大家族」で、私たち兄弟は
愛情いっぱいで学生時代を過ごしていくのですが、この学生時代に、今日までの私の人生を振り返る上で
欠かせない出来事がいくつかあります。それをエピソードをまじえながらご紹介します。
まずは小学生時代ですが、私たち兄弟はよく大阪の叔母さん宅に遊びに伺っていたのですが、そこで何回か
連れて行ってもらったお寿司屋さんの味が忘れられず、料理に興味をもち、「板前さん」になって自分の作る
料理をたくさんの人に食べてもらいたいと思うようになります。この思いは中学校になってからも変わらず、
中学卒業を前にして、卒業後は板前になるために働きたいと申し出るのですが、親父には高校卒業後にするよう
説得され、ひとまず高校に入学します。
そして高校入学してまもなく、サッカー部に入部(中学までは野球部でした)し、青春を謳歌しようと思った矢先、
親父が心臓発作で倒れてしまい、約1カ月半ほど入院することになります。
家業は東京のスーパーや関西の百貨店等との取引もはじまり成長期に入ったところで、運が良いのか悪いのか私達も夏休みに
入ったところで、部活を休み仕事三昧の日々が始まります。この親父が倒れてしまったことで板前志望から魚屋の道へと進んで
行くことになります。
ちょっと余談ですが、中学時代におもしろい出来事があるんです。
兄貴が中学生になったバレンタインデーの日にたくさんのチョコレートをもらって帰るのですが、
それを見た私は、「自分も中学生になればもらえるんだな~」と期待に胸をふくらませたのですが、無残にも散ってしまいます。
この時から、兄貴に対する「憧れとライバル心」、そして私の「モテタイ願望」が始まったのでしょう。
なにわともあれ学生時代から25年、今も板前の夢は心の片隅に・・・

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